様々なパターンでストレスを抱えやすい看護師ですが、やはり多いのは人間関係によるストレスです。それも患者とのコミュニケーションによるストレスのみではなく、同じ職場で働く看護師に対してもストレスを抱えやすいものです。
特に、同僚関係のストレスはきついものです。先輩看護師にキツく当たられてしまう、後輩看護師がきちんと働いてくれない、そんなモヤモヤした気持ちが鬱屈した気持ちになってしまい、心身ともに疲弊することは珍しくありません。また、看護師は女性の多い職業なので、派閥ができたりと人間関係の構築が苦手な女性にとって働くこと自体が苦痛になりかねません。
そしてもう1つ、大きなストレスの原因となるのが、責任重大な仕事内容そのものでしょう。ちょっと間違えれば、人の命を絶ちかねない立場にある看護師にかかる責任は大きく、その業務そのものがストレスになっている可能性は否定できません。
忙しさや責任の大きさは診療科などによって多少異なりますが、全体的に責任が重くのしかかる職業であることは間違いありません。こうしたストレスを解消するために、どこかでガス抜きをする趣味やストレス解消方法を見つけることが大切です。
どうやってストレスを解消するかは人それぞれですが、気の合う友人と出かけたり、反対に一人の時間を作ることで疲れた気持ちを回復させましょう。患者の傷を癒やすことも大切ですが、自身が抱いているストレスを和らげる方法を考えることも忘れてはいけません。患者の治療をサポートする前に、自分自身が壊れてしまわないよう注意しましょう。
このようにリフレッシュすることは大切ですが、どうやっても鬱な気持ちが抜けない場合は、その悩みにきちんと向き合うことが大切です。人に相談してみたり、ネットの中で、仕事の悩みに言及した情報を見るなどして、しっかりと解決法を探るようにしましょう。